農林水産省
農林水産省は、平成30でん粉年度におけるでん粉の需給見通しを作成しました。
1.趣旨
農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、年2回でん粉の需給見通しを作成しています。
この需給見通しは、今後の需要量と供給量の見通しを示すことによって、関係者(生産者、製造事業者、実需者)等に役立ててもらうものです。
2.今後の需要量の見通し(平成30でん粉年度)のポイント
平成30でん粉年度の需要量は、近年の需要動向等を総合的に勘案し、2,677千トン(対前年比-0.5%、-14千トン)と見込んでおり、用途ごとの需要量の見込みは以下のとおりです。
(1)糖化製品
糖化製品の需要量は、1,768千トン(対前年比+1.4%、+24千トン)と見込んでいます。
(2)化工でん粉
化工でん粉の需要量は、334千トン(対前年比+1.5%、+5千トン)と見込んでいます。
(3)その他(製紙用、ビール用、片栗粉用など)
その他の用途の需要量は、576千トン(対前年比-7.1%、-44千トン)と見込んでいます。
3.需要量の見通し
平成30年10月- 平成31年3月 |
平成31年4月- 平成31年9月 |
平成30でん粉年度計 | |
(1)糖化製品 | 825千トン | 943千トン | 1,768千トン |
(2)化工でん粉 | 170千トン | 163千トン | 334千トン |
(3)その他 | 278千トン | 297千トン | 576千トン |
4.供給量の見通し
平成30年10月- 平成31年3月 |
平成31年4月- 平成31年9月 |
平成30でん粉年度計 | |
(1)国内産いもでん粉 | 217千トン | – | 217千トン |
(2)コーンスターチ | 1,086千トン | 1,210千トン | 2,296千トン |
(3)輸入でん粉(糖化製品、化工でん粉) | 70千トン | 73千トン | 143千トン |
(4)輸入でん粉(その他) | 7千トン | 7千トン | 13千トン |
(5)小麦でん粉 | 8千トン | 9千トン | 17千トン |
〈用語、数字の確認〉
注1)でん粉年度とは、該当年の10月1日から翌年9月30日までの期間です。
注2)糖化製品とは、異性化糖、ぶどう糖、水あめなどです。
注3)化工でん粉とは、でん粉に物理的、酵素的又は化学的に化工を加えたでん粉です。
注4)ラウンドの関係で計と内訳が一致しない場合があります。
5.その他
(参考)
でん粉の需給見通し
http://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/kansho/denpun.html
お問合せ先
政策統括官付地域作物課
担当者:加工第2班 林田、山下
代表:03-3502-8111(内線4841)
ダイヤルイン:03-6744-2115
FAX番号:03-3593-2608