平成30年9月14日
農林水産省


農林水産省は、平成30でん粉年度におけるでん粉の需給見通しを作成しました。

1.趣旨

農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、年2回でん粉の需給見通しを作成しています。
この需給見通しは、今後の需要量と供給量の見通しを示すことによって、関係者(生産者、製造事業者、実需者)等に役立ててもらうものです。

2.今後の需要量の見通し(平成30でん粉年度)のポイント

平成30でん粉年度の需要量は、近年の需要動向等を総合的に勘案し、2,677千トン(対前年比-0.5%、-14千トン)と見込んでおり、用途ごとの需要量の見込みは以下のとおりです。

(1)糖化製品
   糖化製品の需要量は、1,768千トン(対前年比+1.4%、+24千トン)と見込んでいます。
(2)化工でん粉
   化工でん粉の需要量は、334千トン(対前年比+1.5%、+5千トン)と見込んでいます。
(3)その他(製紙用、ビール用、片栗粉用など)
   その他の用途の需要量は、576千トン(対前年比-7.1%、-44千トン)と見込んでいます。

3.需要量の見通し

  平成30年10月-
    平成31年3月
平成31年4月-
    平成31年9月
平成30でん粉年度計
(1)糖化製品 825千トン 943千トン 1,768千トン
(2)化工でん粉 170千トン 163千トン 334千トン
(3)その他 278千トン 297千トン 576千トン

4.供給量の見通し

  平成30年10月-
    平成31年3月
平成31年4月-
    平成31年9月
平成30でん粉年度計
(1)国内産いもでん粉 217千トン 217千トン
(2)コーンスターチ 1,086千トン 1,210千トン 2,296千トン
(3)輸入でん粉(糖化製品、化工でん粉) 70千トン 73千トン 143千トン
(4)輸入でん粉(その他) 7千トン 7千トン 13千トン
(5)小麦でん粉 8千トン 9千トン 17千トン

〈用語、数字の確認〉
注1)でん粉年度とは、該当年の10月1日から翌年9月30日までの期間です。
注2)糖化製品とは、異性化糖、ぶどう糖、水あめなどです。
注3)化工でん粉とは、でん粉に物理的、酵素的又は化学的に化工を加えたでん粉です。
注4)ラウンドの関係で計と内訳が一致しない場合があります。

5.その他

(参考)
  でん粉の需給見通し
  http://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/kansho/denpun.html

お問合せ先

政策統括官付地域作物課

担当者:加工第2班 林田、山下
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