平成30年9月20日
農林水産省

農林水産省は、JASの制定やJASの国際化に取り組むべきテーマの選定に向け、「JASの制定等のテーマに関する調査(提案募集)」の募集を本日から平成30年10月22日(月曜日)までの間実施します。

1.概要

規格・認証は、産品や事業者の品質、技術、取組の内容を「見える化」するものであり、特に、食文化や商慣行が異なる海外市場において、その産品を知らない取引相手に品質や特色を訴求するには、戦略的な規格・認証の制定・活用が重要となります。

こうした中、農林水産業・地域の活力創造プランや未来投資戦略2018などにおいて、農林水産業・食品産業の競争力強化に向け、戦略的なJASの活用が位置づけられたところです。

農林水産省としては、我が国の農林水産業・食品産業の競争力強化を図るため、強みのアピールにつながる多様なJASの制定・国際化に向けた技術的なデータの収集、検討・調整、規格素案の作成を行う事業を民間団体等に委託して実施することとしています。

本調査は、上記事業においてJAS化・国際化に取り組むべきテーマの選定に向け、JASの制定や国際化のニーズを広く把握することを目的として、定期的に行うこととしているものです。

JAS法及びJAS法施行令の改正(平成30年4月施行)により、JASの対象が、農林物資の品質に加え、生産方法、試験方法、事業者による農林物資の取扱方法などにも広がるとともに、農林物資の範囲についても、観賞用の植物・魚、真珠、漆などを含む農林水産品・食品全般に広がり、我が国の産地・事業者の強みのアピールにつながる多様なJASを制定することが可能となりました。

2.提案要件

提案いただくテーマは、国が主体的にJAS化・国際化に関与すべきものとして、以下のいずれかに該当するものであることとします。

(1)食品の流通や食品表示など、国内外の規制で引用され得る分野
(2)業全体の競争力強化に直結する分野、又は、規格化・国際化に取り組まないことにより業全体の競争力の低下に直結する分野
(3)新市場の創出など、社会・経済への波及効果が期待される分野

3.募集期間

平成30年9月20日(木曜日)~平成30年10月22日(月曜日)

4.提案方法

(1)提出書類
調査票(別紙様式)
補足説明資料(様式自由。JAS化・国際化に要する調査等の概要、実施体制等を分かりやすく説明したもの。)
(2)提出先
jas_soudan@maff.go.jp(電子メールにて、御提出ください。)
件名は、「JASの制定等のテーマに関する調査」としてください。

5.その他

調査票様式(ワード形式)の入手については、以下のURLを御参照ください。
URL:http://www.maff.go.jp/j/jas/180920.html
頂いた御提案は、提案要件に合致することに加え、提案内容の具体性や実現可能性などを勘案した上で、上記事業で取り組むべきテーマの選定に反映させていただきます。

<添付資料>
新たな種類のJAS調査委託事業(概要)(PDF : 618KB)
強みのアピールにつながる多様なJASの制定(PDF : 498KB)
JASの制定等のテーマに関する調査票(PDF : 113KB)
JASの制定等のテーマに関する調査票(記入例)(PDF : 146KB)

お問合せ先

食料産業局食品製造課基準認証室

担当者:中村、田中
代表:03-3502-8111(内線4482)
ダイヤルイン:03-6744-2098
FAX番号:03-6744-0569

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