平成30年10月1日
農林水産省


農林水産省は、植物品種の保護に係る審査協力に関する協力覚書について、シンガポールとの間で署名を行い、平成30年10月1日(月曜日)から審査協力を開始しました。

1.概要

日本の種苗や農産物の輸出拡大には、我が国で開発された植物品種の知的財産が海外において保護されることが不可欠です。
植物の新品種の保護に関する国際条約(UPOV(注)条約)に基づき、UPOV加盟国が出願品種の審査を行う際には、他国での審査結果を活用できることとなっています。
この度、農林水産省は、日本の植物品種の海外における品種登録を促進するため、シンガポールとの間で、日本における品種登録審査結果を当該国審査当局に出願されている当該品種の審査のために平成30年10月1日(月曜日)から無償で提供することに合意し、植物品種の保護に係る審査協力に関する協力覚書への署名を行いました。
なお、平成28年3月からこれまでの間に、日本からの品種登録出願件数の多いオーストラリア、ブラジル、ニュージーランド、スイス、ベトナム、EU、ロシア、ケニア、メキシコ、イスラエル、オランダ、トルコ、カナダ、ペルーとの間でも、同趣旨の覚書への署名を行っており、シンガポールをあわせると、合計15か国・地域との間で署名を行いました。
今後、当該国における審査期間の短縮による知的財産権保護の早期化、審査料の低減により、早期の海外展開が実現し、日本の種苗や農産物の輸出拡大につながることが期待されます。
注 UPOV(ユポフ):INTERNATIONAL UNION FOR THE PROTECTION OF NEW VARIETIES OF PLANTS

2.参考

植物品種の保護に係る審査協力に関する協力覚書への署名について
http://www.hinshu2.maff.go.jp/pvr/sinsakyouryoku_oboegaki.html(外部リンク)
植物の新品種の保護に関する国際条約(UPOV条約)
http://www.hinshu2.maff.go.jp/act/upov/upov1.html(外部リンク)

<添付資料>
UPOV条約について(PDF : 210KB)
日本の植物品種審査結果の海外審査当局への無償提供に係る覚書の締結について(PDF : 92KB)
植物品種に係る審査に関する協力覚書(PDF : 73KB)

お問合せ先

食料産業局知的財産課種苗室

担当者:筒浦、黒岩
代表:03-3502-8111(内線4294)
ダイヤルイン:03-6738-6448
FAX番号:03-3502-6572

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