1. 1 10月31日から11月1日まで,和歌山県和歌山市において「世界津波の日」2018高校生サミットin和歌山が開催され,日本を含む48か国の高校生(国内参加高校生134名,海外参加高校生244名)が参加しました。

    2 高校生たちは,津波防災についてのスタディツアーや議論を通して,日本の津波の歴史や防災・減災の取組を学ぶとともに,「災害から命を守る」,「災害に備える」,「災害から生き抜く」の3分野に分かれて分科会で発表しました。最終的には,サミット全体の成果文書として「稲むらの火承継宣言」を採択しました。また,10月31日夜には,二階俊博自民党幹事長を始めとする国会議員や各国の在京大使,和歌山県知事等地元の関係者も参加して,外務省主催レセプションが開催され,鈴木憲和外務大臣政務官が挨拶を行いました。

    3 本サミットを通じて,高校生たちが,将来,地震・津波の影響を最小化し,各国で防災・減災分野における主導的な役割を担うリーダーとして活躍することが期待されます。

    [参考1]「世界津波の日」
     2015年12月,津波に関する人々の意識を向上し,津波対策の強化を目的に,我が国をはじめ142か国が共に提案した「世界津波の日」を定める決議が第70回国連総会本会議でコンセンサスにより採択された。

    [参考2]高校生の参加国

    日本/アルゼンチン/オーストラリア/ブラジル/ブルネイ/カンボジア/カナダ/チリ/中国/コモロ/クック諸島/デンマーク/フィジー/ギリシア/インドネシア/キリバス/ラオス/マレーシア/
    モルジブ/マーシャル/メキシコ/ミクロネシア/モンゴル/ミャンマー/ナウル/ネパール/ニュージーランド/ニウエ/パラオ/パプアニューギニア/パラグアイ/ペルー/フィリピン/
    ポルトガル/大韓民国/サモア/シンガポール/ソロモン/スペイン/スリランカ/タイ/トンガ/トルコ/ツバル/米国/バヌアツ/ベネズエラ/ベトナム/(計48か国)