1. 1 11月2日,外務省は東京において,「官民合同テロ・誘拐対策実地訓練簡易版」を実施しました。この訓練は,これまで国外で実施してきましたが,民間企業関係者にとってアクセスの良い東京で実施するのは今回が初めてであり,海外における危機管理を重要視する日本企業・団体から計115人が,外務省から9人が参加しました。

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    2 この訓練では,訓練の実施を委託した危機管理会社によるセミナーに続き,ほふく前進や銃撃を受けた際の退避,止血法に心肺蘇生法,特急誘拐等の状況設定の元でフィールド型の訓練が行われ,参加者による演習が行われました。

    3 近年,邦人の海外渡航や日本企業の海外進出の増加に伴い,邦人が海外でテロ・誘拐事件等に巻き込まれる危険性も高まっている中,在外邦人の安全対策をこれまで以上に強化するとともに,緊急事態発生時における官と民の連携を強化することが求められています。

    4 この状況を受け,外務省では,危機管理会社によるテロ・誘拐対策実地訓練の簡易版を本年度初めて実施し,企業関係者からは定員を大幅に上回る応募がありました。このような訓練を契機として,今後も海外における日本企業の危機管理体制が益々強化されることが期待されます。