平成30年10月12日
農林水産省


農林水産省は、総務省、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、一般社団法人日本機械工業連合会との共催により「ロボット大賞」を実施しています。この度、「第8回ロボット大賞」における農林水産大臣賞が決定しましたので発表いたします。また、「World Robot Summit 2018/Japan Robot Week 2018」の会場内において、表彰式と受賞ロボット等の展示を行いますので併せてお知らせします。

1.概要

「ロボット大賞」は、ロボット技術の発展やロボット活用の拡大等を促すため、特に優れたロボット等を表彰する制度であり、平成18年度から「ロボット大賞」として経済産業省において経済産業大臣賞を交付してきました。前回(平成28年度)開催の「第7回ロボット大賞」において、農林水産業・食品産業分野が新設され、農林水産大臣賞の表彰を行ったところです。
本年、「第8回ロボット大賞」では、第7回に引き続き農林水産業・食品産業分野を含む各分野を設置するとともに、農林水産大臣賞を含む5つの大臣賞等の表彰を行います。

2.審査結果

「第8回ロボット大賞」の募集期間(平成30年4月23日~6月29日)に寄せられた全161件の応募の中から、「第8回ロボット大賞審査特別委員会(委員長:川村貞夫 立命館大学教授)」の審査により別紙のとおり各賞の表彰対象を決定しました。
このうち、農林水産大臣賞は、株式会社ナイルワークスの『完全自動飛行のドローンによる「空からの精密農業」』に決定しました。

○農林水産大臣賞

  • 名称:完全自動飛行のドローンによる「空からの精密農業」
  • 受賞者:株式会社ナイルワークス
  • 概要:農業用ドローンおよび生育診断クラウドサービスを稲作農家向けに提供する農業ビジネスで、ドローンを作物上空30~50cmの至近距離を飛行させることにより、薬剤の飛散量を大幅に抑えるだけでなく、作物の生育状態を1株ごとにリアルタイムで診断し、その診断結果に基づいて最適量の肥料・農薬を1株単位の精度で散布する新しい精密農業の実現に取り組む。
  • 評価のポイント:自動運転や自動散布、生育自動診断といった技術がドローンを活用したサービスとして実装されており、低空飛行ドローンによる新たな精密農業に取り組んでいるという先進性および独自性を高く評価。開発に当たっては農園と一体となって現場の課題を解決しながら進めており、米以外の農作物への応用の可能性があるなど、スマート農業の推進という観点からも今後が期待される。

3.表彰式および合同展示

「第8回ロボット大賞」の表彰式および合同展示は、「World Robot Summit 2018 /Japan Robot Week 2018」(平成30年10月17日~21日、東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)東ホール)の会場内において、以下のとおり行います。

<表彰式>
日時:平成30年10月17日(水曜日)10時10分~11時20分(予定)
場所:東京ビッグサイト東6ホール内メインステージ

<受賞ロボット等の合同展示>
日時:平成30年10月17日(水曜日)~19日(金曜日)10時00分~17時00分
場所:東京ビッグサイト東6ホール内「第8回ロボット大賞」ブース

(参考)
World Robot Summit 2018
日時:平成30年10月17日(水曜日)~21日(日曜日)10時00分~17時00分
場所:東京ビッグサイト東6・7・8ホール
主催:経済産業省、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
URL:http://worldrobotsummit.org/ (外部リンク)

Japan Robot Week 2018
日時:平成30年10月17日(水曜日)~19日(金曜日) 10時00分~17時00分
場所:東京ビッグサイト東5ホール
主催:一般社団法人日本ロボット工業会、日刊工業新聞社
URL:https://biz.nikkan.co.jp/eve/s-robot/(外部リンク)
 

<添付資料>
(別紙)「第8回ロボット大賞」の各賞の表彰対象(PDF : 904KB)

4.その他

平成30年4月23日付けプレスリリース「「第8回ロボット大賞」の募集を開始します」
http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo03/180423.html

お問合せ先

大臣官房政策課技術政策室

担当者:角張(かくばり)、新井
代表:03-3502-8111(内線3127)
ダイヤルイン:03-6744-0408
FAX番号:03-6744-0204

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