1.  本6日,午後2時から約30分間,阿部俊子外務副大臣は,訪日中のアミール・マハマド・アブドゥラ国連世界食糧計画(WFP)副事務局長(Mr. Amir Mahmoud Abdulla, Deputy Executive Director of the United Nations World Food Programme)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

    1 阿部副大臣から,WFPが厳しい環境の中,最前線で活動していることを高く評価する旨述べるとともに,食料不足に苦しむ国々が人道危機から脱却し,平和の持続を達成するため,日本は「人道と開発と平和の連携」を推し進める考えであり,2020年のオリンピックの機会に,日本において栄養サミットを開催予定のところ,WFPとも連携して栄養分野に取り組み,協力関係を一層拡大していきたい旨述べました。

    2 これに対し,アブドゥラ副事務局長から,日本からの支援に感謝を表明するとともに,世界の飢餓人口が増加する中で,日本との協力はこれまで以上に重要であり,栄養分野を含め,今後も協力強化を図っていきたい旨述べました。

    [参考1]アミール・マハマド・アブドゥラ国連世界食糧計画(WFP)副事務局長
     1991年からWFPに所属。2009年から国連WFP副事務局長に就任。就任前は財務最高責任者を務めた。

    [参考2]国連世界食糧計画(WFP)(PDF)別ウィンドウで開く
     食料支援を通じた世界の飢餓と貧困撲滅を目的として緊急・人道支援を行っている国連機関。緊急食料支援,食料・栄養安全保障の確保及び復興を目的とする支援,途上国の経済社会開発を目的とする支援,人道支援物資等の輸送のための活動を行っている。