平成30年10月30日
農林水産省


近年、台風、大雪、地震等により園芸施設の倒壊等の被害が多発している状況に鑑み、降雪前の11月と台風前の6月を「災害に強い施設園芸づくり月間」として設定するとともに、この期間中、
 (1) 積雪や台風による被害の防止に向けた技術指導の徹底
 (2) 災害への備えとしての園芸施設共済及び収入保険への加入促進
を重点的に行います。

1.概要

近年、台風、大雪、地震等により園芸施設の倒壊等の被害が多発しています。
農林水産省では、これまでも、都道府県や関係団体等と連携し、被害の防止に向けた技術指導や園芸施設共済への加入を促進(※)してきました。

近年、災害が多発している状況に鑑み、降雪前の11月と台風前の6月を「災害に強い施設園芸づくり月間」として設定するとともに、この期間中、
 (1) 積雪や台風による被害の防止に向けた技術指導の徹底
 (2) 災害への備えとしての園芸施設共済及び収入保険への加入促進
を重点的に行うこととしました。

被害発生時の特別対策は、過去に例がないような甚大な気象災害が発生した場合に限られます。
農業者の皆様には、自然災害に自ら備えていただく観点から、被害防止に向けた技術対策の実践と園芸施設共済及び収入保険への加入をお願いいたします。

(※) これまでの園芸施設共済への加入促進の取組み
〇 農業共済団体に対し全ての未加入者への戸別訪問の実施を指導(H28~)
〇 園芸施設の設置に係る全ての国の補助事業において、園芸施設共済等への加入を要件化(H30~)
〇 都道府県、市町村に対する加入促進の取組(農業者への説明、パンフレット配布(H29~)、地方独自の事業での要件化等(H30~))を要請
〇 園芸施設メーカーに対して、農業者に園芸施設を販売する際、園芸施設共済への加入を促すよう要請(H30~)

2.取組内容

(1) パンフレット、ポスターの作成
 〇 被害防止に向けた技術対策の紹介
    ・ (事前の対策)被覆材の点検、補修
    ・ (降雪積雪中の対策)施設内の加温による積雪の落下促進 等
 〇 園芸施設共済・収入保険のポイント
    ・ 園芸施設共済については、危険段階別掛金率の本格導入により、共済金の受取が少ない場合、翌年の掛金が下がる仕組みに改善。
    ・ 平成31年から、施設の損害は園芸施設共済、施設内の農作物の損害は収入保険でカバーできるようになり、施設園芸農家の補償が充実。

(2) 農林水産省職員による都道府県(普及組織を含む。)、市町村、農業協同組合等に対する要請(キャラバン)
 〇 農業者への技術指導の徹底
 〇 園芸施設共済・収入保険への加入促進
    ・ 農業者への説明、パンフレット配布、地方単独事業での要件化等の取組状況の確認と更なる取組要請

3.取組期間

毎年11月1日から11月30日、6月1日から6月30日

<添付資料>
 ・ 農業用ハウスをご利用の皆様へ(月間パンフレット)(PDF : 388KB)
 ・ 災害に強い施設園芸づくり月間ポスター(PDF : 893KB)

お問合せ先

経営局保険監理官

担当者:阿部、柏﨑
代表:03-3502-8111(内線5294)

生産局園芸作物課

担当者:清水、西本
代表:03-3502-8111(内線4828)

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