1.  本21日午後3時30分頃から約30分間,佐藤正久外務副大臣は,ペーター・マウラー赤十字国際委員会総裁(Mr. Peter Maurer, the President of the International Committee of the Red Cross:ICRC)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

    1 佐藤副大臣から,マウラー総裁の今次訪日を歓迎するとともに,他の国際機関によるアクセスが困難な危険な紛争地域などで活動を行うICRCに対し,他の組織とは一線を画した活動を行う人道支援機関として高く評価する旨述べました。

    2 これに対し,マウラー総裁から,日本のICRCへの支援につき感謝を述べるとともに,人道危機は長期化傾向にあり支援ニーズが高まっているところ,今後の更なる日本の支援に期待する旨述べました。

    [参考1]赤十字国際委員会(ICRC)(PDF)別ウィンドウで開く
     スイス人アンリ・デュナンが紛争犠牲者の保護のための組織及び条約の必要性を提唱したことを受けて,1863年にジュネーヴにて設立。国際赤十字・赤新月運動の基本原則(人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性)に則り,主として保護(protection),救援(assistance),予防(prevention),各国赤十字・赤新月社への協力を実施。

    [参考2]ペーター・マウラー赤十字国際委員会(ICRC)総裁
     1987年にスイス外務省入省以来,外交の場で活躍。2012年7月より現職。ICRC総裁として今回で4回目の訪問となる。