平成30年7月10日(火)
10:02~10:06
於:記者会見室

冒頭発言

おはようございます。私からは特にありません。

質疑応答

西日本豪雨災害

Q: 西日本の豪雨災害なんですけれども、甚大な被害が出ておりますが、経産省としてのここまでの対応と今後の対応についてお願いいたします。

A: 7月5日からの豪雨災害についてでありますけれども、電力に関しましては昼夜を問わずの復旧作業によって、先週土曜日の朝、ピーク時には約8万戸であった停電戸数が約3,500戸、今朝の段階で、そこまで縮小をしております。あと残りは復旧作業のために現場に入っていけるかどうかというところにかかっておりまして、道路を再開することの、そのプライオリティーについて国交省としっかり調整をしていきたいと思っています。

 また、昨日から猛暑が続いておりまして、最初のプッシュ型支援として、岡山県真備地区・水島地区の5つの小・中学校と広島県熊野町体育館にスポットエアコン、いわゆるチューブが出ていて、送風がばーっと出てくるやつですけれども、そのスポットエアコンを49台お届けしたところであります。
 今日以降、より大きな、いわゆる設置型の業務用エアコンも含めて、より大きなエアコンを稼働させるべく、全力で作業を行っていきたいと思っています。

 また、仮設トイレのニーズも来ておりまして、愛媛県伊予市の要請を受けて、仮設トイレ約20棟を出荷したところであります。
 加えて、通行止めなどによってアクセスが非常に悪化をしている広島県呉市では、ガソリン・軽油が不足をしている状況であります。本日中にタンクローリー7台を自衛隊の大型輸送船で運ぶなど、陸路も含めて13台を呉市に派遣をして、在庫不足を解消させたいというふうに思っています。

 中小企業・小規模事業者については、高知県など8府県に災害救助法が適用されたことを踏まえまして、相談窓口の設置や資金繰り支援などの対策を講じているところであります。

 災害対策は、やはり現場のニーズを把握することが第一ということになります。経産省としても、局長級1名も含めて、約30名の職員で避難所、中小企業、コンビニなどをきめ細やかに巡回をしているところであります。引き続き現場の具体的ニーズの把握に努め、それに対して適切に支援を行ってまいりたいと考えています。

日産自動車排ガス検査不正

Q: 大臣、もう1点ありまして、昨日、日産自動車が排ガスと燃費の測定データの改ざんがあったということを発表しました。日産自動車をめぐっては不正が相次いでいるわけなんですけれども、この一連の経緯、事案について大臣どのようにお考えでしょうか。

A: 日産自動車の燃費・排ガスの試験方法の逸脱ですとか、データの書き換えについては、これは安全規制に関する事案でありますので、国土交通省においてしっかり対応されていると認識をしています。

 日産自動車においては、これ以上、ユーザーに不安や混乱が広がらないよう対応に万全を尽くしていただきたいと思います。

米中貿易摩擦

Q: アメリカの対中制裁で日系企業も打撃を受けているという報道がありまして、制裁対象の対米輸出額が少なくとも年間757億円という報道がありまして、日系企業に与える影響について。

A: まだ今どういう影響が具体的に日本企業に出てくるかということについては、今後もしっかりと影響を注視していきたいと思っております。

以上

最終更新日:2018年7月11日