1.  本21日,鈴木憲和外務大臣政務官は,ジャン=フランソワ・パロ駐日スイス連邦特命全権大使主催のペーター・マウラー赤十字国際委員会総裁(Mr. Peter Maurer, the President of the International Committee of the Red Cross:ICRC)訪日歓迎レセプションに日本政府を代表して出席したところ,概要は以下のとおりです。

    1 冒頭の挨拶において,鈴木政務官から,マウラー総裁の訪日を心から歓迎する旨述べました。また,ICRCは,他の国際機関がアクセス出来ない危険な紛争地域等で活動を行う,他の機関とは一線を画する人道支援機関であると高く評価した上で,これからもICRCと協力して人道支援に取り組む旨述べました。

    2 本レセプションの機会に,鈴木政務官とマウラー総裁は,ICRCが日本赤十字社とも協力し,緊急医療支援のみならず,保健システムの強靱化に向けて医療関係者の人材育成等を実施していることが,日本が重視するユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(PDF)別ウィンドウで開くにつながる旨再確認しました。

    [参考1]赤十字国際委員会(ICRC)(PDF)別ウィンドウで開く
     スイス人アンリ・デュナンが紛争犠牲者の保護のための組織及び条約の必要性を提唱したことを受けて,1863年にジュネーヴにて設立。国際赤十字・赤新月運動の基本原則(人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性)に則り,主として保護(protection),救援(assistance),予防(prevention),各国赤十字・赤新月社への協力を実施。

    [参考2]ペーター・マウラー赤十字国際委員会(ICRC)総裁
     1987年にスイス外務省入省以来,外交の場で活躍。2012年7月より現職。ICRC総裁として今回で4回目の訪問となる。