平成30年8月10日(金曜日)
10時24分~10時29分
於:記者会見室

冒頭発言

私からは今日はございません。

質疑応答

日米FFR

Q:1問お願いします。
FFRの初会合がアメリカのワシントンで現地時間の9日に開かれました。初日の議論についての受け止めをお聞かせください。また、今後の議論に期待するところについても、併せてお聞かせください。

A:FFRの会合については、翌10日も継続して協議が行われるということになっているようです。まさに協議が継続している最中ですので、今の段階でコメントすることは控えたいと思います。

Q:今の件、2日目に入って継続して行われるということで、どういう議論を期待したいですか。

A:これは縷々申し上げているように、日米がハイレベルな貿易投資ルールを組み立てていくというようなことにつながる交渉を期待したいと思っています。

Q:大臣はそれに先だって、アメリカ中西部にも行って、日本のアメリカへの投資による雇用への貢献なども言われたわけですけれども、その辺がこの議論にどういうふうに生きることを期待されますか。

A:別にこの議論にいかそうと思って訪問したわけではなくて、国会が終わったタイミングで、日本の対米投資が現地でどういうふうに受け入れられているかということをこの目で確認をし、またそれを地元メディア等に発信に行ったということでありますから、あの訪問は成果が非常にありましたけれども、特段FFRを意識したものではありません。

Q:FFRの件について伺って恐縮なのですが、大臣のところに何らかの御報告というものはございますでしょうか。

A:ありません。

キャッシュレスの推進

Q:あともう1点、キャッシュレスの取組が官民学で始まっていると思いますが、改めて経済産業省としては、25年に40%キャッシュレス化という目標を掲げていますが、どのような議論を期待されていますか。

A:世界的な潮流の中で、キャッシュレスをしっかりと進めていくということは、非常に重要だと思います。また、特に海外からのお客さんがこれからオリンピックへ向けて増えていく中で、キャッシュレス対応というのは重要だと思いますし、あるいは単にお金が電子になるだけではなくて、キャッシュレス化ということは、すなわち購買データをビッグデータとして活用していって、小売業の生産性を高めるということにもつながっていくのだろうと思います。
私も既にキャッシュレスはフル活用していますけれども、これから特にまた消費税が上がることに向けて、またレジの入れ替えとか、そういったことも起こってまいりますから、そういう機会を使いながら、キャッシュレスを積極的に進めていくことが非常に重要だと思っています。

サマータイム

Q:2点ございまして、1点目は安倍総理がサマータイム導入の可否の検討を自民党に指示したと思うのですけれども、現時点で経済産業省としてサマータイムの効果ですとか影響を試算なさっているのか、もしくは今後試算なさる御予定があるのかを教えてください。

A:まず、サマータイムは、これは東京オリンピック・パラリンピックが非常に暑い時期になってしまうということを受けて、サマータイムの導入の検討を安倍総理が自民党に対して指示をしたということになっているのだろうと思います。
経済産業省としては、これは古い試算ではありますけれども、平成11年に一度試算をしておりまして、原油換算で年間約50万キロリットルの省エネ効果があると、我々は既に平成11年ですけれども、試算しているところです。
ただ、一方でシステム上の時間変更をしなければいけないとか、そういった面でのコスト負担もあるのではないかとか、あるいは働き方改革がしっかり進んだ上で導入をしないと、単に残業時間が増えるだけになるのではないかという御指摘もあるわけでありますから、幅広い観点から慎重に議論をしていくことが重要だと思います。
まずは党で議論が行われると思っております。そういった中で必要であれば、必要なデータが求められるようであれば、試算をする可能性はありますけれども、現時点では、この50万キロリットルの省エネ効果という試算だけが我々の把握しているところであります。

靖国神社参拝

Q:2点目で恐縮なのですけれども、個人的なお考えになってしまうかと思うのですが、靖国神社への御参拝の御意向をお伺いしたいのですけれども。

A:これは個人として適切に判断してまいりたいと思います。

以上

最終更新日:2018年8月27日