1. 1 11月21日から23日まで,ロシアのモスクワにおいて,日本国政府とロシア連邦政府との間の海洋生物資源についての操業の分野における協力の若干の事項に関する協定(北方四島周辺水域における日本漁船の操業に関する協定)に基づく政府間協議が行われました。

    2 この協議には,日本側から宇山秀樹外務省欧州局参事官をはじめ,外務省,水産庁及び北海道庁の関係者が,ロシア側からセルゲイ・ウラジーミロヴィチ・ジョスキー外務省第三アジア局次長(Mr. Sergei Vladimirovich JOSTKII, Deputy Director, Third Asian Department of the Ministry of Foreign Affairs)他が出席しました。
     日露双方は,本協定に基づく2017年及び2018年における操業状況についてレビューを行った上で,協定第7条に従い,協定の効力が1年間延長されることを確認しました。

    3 また,同時期にモスクワにおいて開催されていた北海道水産会とロシア連邦漁業庁及びロシア連邦保安庁との間の民間交渉は,2019年の我が国漁船による漁獲量等の操業条件について妥結し,23日に終了しました。

    4 我が国漁船による2019年の漁獲量等の操業条件は次のとおりです。

    (1)漁獲量(本年と同じ)

    すけとうだら  955トン
    ほっけ  777トン
    たこ  216トン
    その他  232トン

      

    (2)漁期(本年と同じ)

    すけとうだら刺し網漁業  1月 1日 から 3月 15日まで
    ほっけ刺し網漁業  9月 16日 から 12月 31日まで
    たこ空釣り漁業  1月 1日 から 1月 31日及びで
     10月 16日 から 12月 31日まで

    (3)隻数(本年と同じ)

     48隻

    (4)協力金等(本年と同じ)

    協力金  2,130万円
    機材供与  2,110万円