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 平成30年11月22日、安倍総理は、総理大臣官邸で第40回総合科学技術・イノベーション会議を開催しました。

 会議では、基礎研究力強化とハイリスク研究、特定胚(はい)の取扱いに関する指針の改正の諮問・答申、及び国家的に重要な研究開発の評価結果について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本庶(ほんじょ)先生におかれては、ノーベル生理学・医学賞の受賞、改めておめでとうございます。先生の研究は、世界中のがんで苦しむ人々に、希望の光をもたらすものであり、同じ日本人として大変誇りに思います。
 本日は、先生から基礎研究の重要性について大変率直なお話を伺い、改めて国として若手研究者に挑戦の機会をつくることの重要性を強く認識いたしました。
 政府は、6月に統合イノベーション戦略を閣議決定し、科研費の若手研究者への重点的な配分、外部からの研究資金拡大に向けたインセンティブ措置の導入、年俸制の導入拡大による大学人材の流動性の拡大などを盛り込んだところであり、未来ある若手研究者を中心に、その研究環境の充実に向けて取り組んでまいります。
 また、基礎研究と社会変革を結び付けるため、高い目標を掲げた挑戦的な研究開発であるムーン・ショット型研究開発の仕組みの活用も盛り込みました。
 平井大臣、柴山大臣ほか関係大臣は、本庶先生に続く、我が国の若手研究者の活躍を力強く後押しするため、今後本格化する予算の編成作業などを通じて、統合イノベーション戦略に盛り込んだ、こうした事項を着実に実行に移してください。」